ジュリアン・マリネッティは15年に渡り、アーティストとして独自の道を歩んできた。画家であり、彫刻家であり、イラストレーターでもあることから、彼の芸術的アプローチは独特で革新的だ。彫刻と絵画を組み合わせ、彼自身が「シンクレティズム・アート」と名付けた芸術を創り上げた。

彫刻作品であるブルドッグやパンダ、ペンギン、スカル、テディベアは、ジュリアンが土の成型で型取っている。これらの立体的作品は、キャンバスに描いたであろう作品をネオ表現主義者として表現する口実であるとも言えるだろう。彼の作品を観賞する人たちは、細部に渡り、どんな秘密が隠されているのかぐるりと一周したくなってしまうのだ。作品のサイズは原寸大から巨大なものまで様々であり、絵画作品やその他の形式の作品と同様に世界に一つしか存在しない。

ジュリアン・マリネッティは総合的なアーティストだ。樹脂や単彩画やフォトショップとは対極にあるアートであり、溢れんばかりの能力と創造性を組み合わせることにより、このような手軽な「アート」に激しく反駁し、正当で真摯なアートのために活動し続けているのだ。

彼はより良く再構築するために、絵画、彫刻、デッサン、エッチングだけでなく、引き裂き、接着し、破壊する、そんなアーティストなのだ。そして、段ボールやコンクリート、木やその他の物体といったどこにでもあるような物たちを高貴なものへと変貌させる力を持つ。彼の作業は、リサイクルし、再発明し、形を変えることだが、その際、彼自身の内面にあって、彼を導く無意識の迷路で自身を見失うことは決してないのだ。彼のカラーパレットや美術史の偉大なるテーマへの情熱、決して下品にならないエロティックな主題、ポリティカル・インコレクトネスかもしれないユーモア、神話の再解釈、偉大なアーティストへの粋なオマージュと言った、彼ならではの創造性が世界中のアート・コレクターや愛好家を唸らせ、奔放な創造性と印象的な作品に魅了されて行くのだ。

この15年間で、「ドギー・ジョン」は彼の代表的な作品となり、世界中で作品を見ることができる。パリやニューヨーク、ロンドン、シンガポールのような大都市だけでなく、クールシュヴェルやカンヌ、カルヴィ、テルアビブ、マラケシュといった神秘的な街にもその姿を現しているのだ。ジュリアン・マリネッティの作品は、色への賛美と常に絶えることのない創造的な情熱に満たされていて、作品を目の当たりにする人たちを幸せにするために存在するのだ。